齊藤 想の【サイトーマガジン】2024.07
【第201回のメュー】
◆こんな公募に挑戦しました・第20回坊ちゃん文学賞の巻
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第32回)
◆プラスのショートショート1~3
◆公募情報数点
【◆こんな公募に挑戦しました・第20回坊ちゃん文学賞の巻】
第20回に応募したのは以下の3作品です。
※作品はそれぞれリンクをクリック!
自分は、坊ちゃん文学賞はストックから応募しています。
いままでの受賞作の傾向からダジャレネタをいれたい、ということでチョイスしたのが[①休暇鳥]です。「きゅうかんちょう」のダジャレです。
また掌編系も比較的選ばれている印象があるので、そういう意味でチョイスしたのが[②プレゼント]です。
また、いつも公募の傾向を無視して好きな作品も投稿していますが、その意味でチョイスしたのが[③ひねくれものの宝物]です。
受賞作を分析して、公募にあった作品を応募するのも大事ですが、楽しみながら応募するのも大事だと思っています。複数応募する場合は、基本的には傾向を散らすようにしています。いまのところ効果は見えませんが(汗)
坊ちゃん文学賞は応募しやすい公募なので、ぜひとも挑戦してみてください!
【◆リアルタイム企画 小説でもどうぞ!に挑戦中(32回)】
今月のテーマは「選択」でした。
『輪廻転生』 ※作品はリンクをクリック!
本作は「輪廻転生先を自分で選べたらどうなるのか」という発想から書きました。
昔話を一部改変する発想法はよく見かけます。アダムとイブの神話から、世界中でどれだけの作品が書かれたのか数えきれません。
『輪廻転生』も、その系統のアイデアになります。
昔話系のアイデアのキモはオチです。
本作でいえばオチとなる輪廻転生先をどう選ぶかかですが、隠れた前提条件を飛び越えて、生物ではなく非生物へと転生させることにしました。
輪廻転生=生物、という「隠れた前提条件」を壊すのはショートショートとしてよく活用される技法です。
「隠れた前提条件」を見つけたら、ショートショートを作るチャンスということで。
【プラスのショートショートその1】
2022年超ショートショートに応募した作品です。テーマは選択制ですが、「本」を選びました。
『傷本屋』 ※作品はリンクをクリック!
本作は逆転の発想です。
新品より傷物に価値がある。傷だらけの本を高く売る本屋。そうした奇妙な設定から物語を作っています。
発想法としては価値観の逆転になります。プラスの価値の場合はマイナスに、逆にマイナスの価値の場合はプラスにするのです。
「夢のようなゴミ」とか、そんなイメージです。
ラストは自然体でまとめました。ノスタルジー色が強い設定なので、あえて捻る必要はないかなと判断しています。
このあたりは、作風がでるのかな、と思います。
【プラスのショートショートその2】
第1回NIIKEI文学賞に応募した作品です。
『ユニフォームを脱ぐ日』 ※作品はリンクをクリック!
テーマは「新潟」です。新潟にはスポーツチームがいくつかありますが、シンボルカラーはオレンジです。
そのオレンジのユニフォームに見せかけて……というのがオチになります。
スポンサー系の公募は、スポンサーをアゲるのが基本ですが、絶対ではありません。
ということで、少しブラックユーモアを交えてみたのですが、いまから考えると望ましくなかったと思います。反省です。
【プラスのショートショートその3】
こちらは過去にHPで公開していた作品です。
『エコライフ』 ※作品はリンクをクリック
この作品は皮肉系の作品です。
本人は良かれと思っても、結果として悪い方向に転がることは多々あります。
本作品は、環境保護活動の行きつく先を皮肉的に書いた作品です。
どのような活動・思想であれ、極端な方向に走らせると、自然とショートショートになると思っています。
ちなみに、自分も環境保護活動は大事だと思っていますが、何事も極端はいけません。
中庸が大事、ということで。
【◆公募情報】
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