齊藤 想の【サイトーマガジン】2025.12
【第218回のメュー】
◆こんな公募に挑戦しました・5分後に意外な結末大賞
◆小説でもどうぞ!に挑戦中(第49回)
◆プラスのショートショート1~3
◆公募情報数点
【◆こんな公募に挑戦しました・5分後に意外な結末大賞】
『5分後に意外な結末』シリーズはたくさんでています。それだけ人気がある証拠です。
原稿募集があったので、さっそく投稿してみました。
いつもはひとつの公募は3作までと決めていますが、今回は数で勝負してみました。
理由としては、児童文学の公募は限られているので、捨てきれない過去落選作をリライトして再挑戦したかったからです。また、応募するタイミングを逃した掌編も溜まっていました。
それらを一気に蔵出ししたというのが真相です。
5分後部門:4作品(新作1作、リライト3作)
5秒後部門:10作品(新作5作、リライト5作)
といった塩梅です。
基本的には自分なりのルールを決めて、ルール通りに投稿するのが良いです。継続こそが力です。
ですが、たまには枠を外してみるのもよいと思っています。ルールを逸脱することで、新しい発見があるかもしれません。何かを見つけたら、ラッキーです。
で、結果ですが見事に落選。
5000通を超える応募があったようで、こうなると宝くじに近いですね。
【◆リアルタイム企画 小説でもどうぞ!に挑戦中(49回)】
今月のテーマは「練習」でした。
『「やぶ吉」とZ』(ChatGPT_85点)※作品はタイトルをクリック!
「Z」は千葉県内にあるうどん屋の名前から借りました。あまりにインパクトのある店名だったので、ついつい拝借を。
価値観を逆転させると、新しい発想がでてくることがあります。
プラスの言葉ならマイナスに。マイナスの言葉ならプラスに。
今回のテーマ「練習」はプラスの言葉なので、それをマイナスに……練習しても上達しないというストーリーを作りました。
自分は1回だけですが、蕎麦打ちの経験もあります。見た目よりはるかに難しいです。
そうした様々な経験も、少しですかストーリーに盛り込んでいます。
経験は小説の種ということで。
【プラスのショートショートその1】
『一度きりの勝負』(ChatGPT_92点)※作品はタイトルをクリック!
第49回小説でもどうぞ「練習」に応募した作品その2です。
公募ではまず採用されない「戦争物」です。
これも逆転の発想です。練習とは繰り返すものなのに、あえて一発勝負というスト―リーを作りました。
テーマ「練習」を「練習できない」という解釈で処理しています。
舞台となった鹿児島南方の地図は調べましたが、砂糖をガソリンに混ぜるとエンジン不調が起きるかどうかについてはよく分かりませんでした。全体的には否定的ですが、機体不良が続出した戦争末期なら、もしかしたらありうるかな、というレベルです。
あくまで創作ですので、ご注意を。
【プラスのショートショートその2】
『練習の成果』(ChatGPT_95点)※作品はタイトルをクリック!
第49回小説でもどうぞ「練習」に応募した作品その3です。
自分はテーマを少し変わった角度で見たがる人間ですが、本作はストレートに練習を表現しています。
ひたすら練習した内容が、実は非道徳なものだった、犯罪行為だった、という系統のストーリーはよくあります。いいことをしている風に見せかけて、実は全然違うというストーリーです。
本作では贋札を選択しました。ただ「贋札でした」で終わってはありがちなので、そこからもう1段のオチを付けて、さらに最後になぜかいい話風に終わらせるという2段階の工夫をしています。
古くから使われている形に、何かをプラスする努力が大事なのかなと。
【プラスのショートショートその3】
『アイドルを卒業』(ChatGPT_83点)※作品はタイトルをクリック!
第14回小説でもどうぞW選考委員版に応募した作品その2です。
テーマは「卒業」でした。
アイドルが女性初の総理大臣になる話です。応募時点では石破総理だったのですが、その後、石破総理が自民党総裁を辞任し、さらに高市早苗が女性初の自民党総裁に選ばれて……となって、完全に現実においていかれました。
前半で主人公のアイドルは、アイドルらしからぬ奇抜なキャラにしています。
この奇抜なキャラが、物語に薬味を加えるのと同時に、伏線ともなる仕掛けです。
テレビでよく見るようなアイドルでは、漫画ならいいかもしれませんが、文字だけの小説ではインパクトに欠けますからね。
それにしても、時代をちゃんと見据えないと、という反省の作品です。
【◆公募情報】
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